2月24日 ザルツブルク 2

ホーエンザルツブルク城

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ザルツブルク市観光局(英語)
ホーエンザルツブルク城(英語, ザルツブルク市観光局)

この日は予定より少し早めて、昼過ぎには列車に乗ることにしたので、午前中にホーエンザルツブルク城に行くことにしました。
これは、旧市街に向かうバスの車内。外観を撮らなかったんで分かりにくいですが、連接車体になっていて、非常に長いんです。真ん中に見える円盤部分が連接部で、あたかも列車のようにここで車体が折れ曲がります。

ザルツブルクの街並みということで、途中で一枚。雪が今日も降りしきります。

大聖堂前広場から、ホーエンザルツブルク城を見上げて。降る雪がレンズに付いちゃいました。
ホーエンザルツブルク城へは、正面に見える小道の奥から、ケーブルカーで登ります。

ホーエンザルツブルク城に着いて、一角を見上げたところ。いかにも防御用の城ですね。窓がとても小さいです。
ホーエンザルツブルク城の見学は、10人位集まったところでガイドさんの先導で出発、ただし解説はオーディオガイドで、という変わったやり方。多分、広い城の中で迷わないように、余計な所に入られないように、ということなんでしょうね。昼ごろの列車で出発するのに全体にゆっくり進むので、途中で少し焦っちゃいました。所要時間は1時間半を見込んでください。
最初は城の増築の模様を示す模型が展示されている部屋、続いて落とし牢と拷問器具のある部屋でしたが、残念ながらその部屋は暗くて撮影を断念しました。…しかし、後の方になって気付いたのですが、フラッシュ炊いて良かったみたいです。自制しすぎました。
ちなみに、展示されている拷問器具は実際にホーエンザルツブルク城で使われていたのではなく、観光用に公開するときに持ってきたもの、とのこと。訪問する人は安心してご覧ください。

そして、尖塔の上に登ると、ザルツブルク市街が眼下に広がります。
これが雪でなければ、きっとオーストリア・アルプスなんかも見えて、奇麗なんでしょうね。ま、雪は雪でまた良し、ということで。

尖塔を降りると、「ザルツブルクの牡牛」と呼ばれる有名な自動パイプオルガンの心臓部が見られます。街中にブォゥブォゥと鳴り響くことでそう呼ばれるのですが、この瞬間に鳴り出したら、凄い音なんでしょうね。
残念ながら現在修理中で、聴くことはできませんでした。

城の住居部分に入ります。
これは大司教の居間だったかな…。

この隠し部屋が、大司教専用のトイレになってます。
時代が古いせいか、かなり粗末な感じですよね。

天井の梁には、当時支配していた領地の紋章が。また、天井は夜空をイメージしています。

と思ったら、ガイドツアーはこれでおしまい。ガイドツアーの出口を出たところに、武器や家具などの展示室がありました。
こういう装飾デザインって、いきなりゼロからデザインするのはかなり難しいですよね。伝統として伝わってきたデザインを毎日のように眺めて暮らしているうちに、次第に身につくものなのではないでしょうか。

表に出たら、ようやく晴れ間がのぞきました。ザルツブルクを離れる時になって晴れるなんて…。
街のように見えますが、これもホーエンザルツブルク城の一角です。城の中に街があるんですね。レストランやカフェ、土産物屋などがありましたが、時間がなかったのでパス。
城を降りてバスでザルツブルク中央駅へ行き、荷物を取り出したらちょうど列車に乗るべき時間でした。
ザルツブルクはもう一度来なければいけませんね。ミラベル庭園、モーツァルトの住んだ家、大聖堂、etc... 見逃したものが沢山あります。


続く