長峰山から望む安曇野の黄昏 - 信州四季の風景

長峰山から望む安曇野の黄昏

平成19年10月28日 17時46分 長峰山から望む安曇野の黄昏

安曇野の夕暮れは早い。

例えば穂高駅から西を見ると、仰角10度位までアルプスが聳えているので、日没時刻よりも40分程早く太陽が沈むことになる。加えて秋は空が澄んでいるので、空からの輻射光も少なくどんどん暗くなっていく。大抵の施設は17~18時には閉まってしまうから、暗くなったらもうその日の観光は終わりと思ってしまいがちだが、夕暮れからの安曇野もなかなか見所があるものだ。

以前、扇町桜堤おおぎまちさくらつつみから見る常念岳の夕暮れを紹介したが、今回は夕暮れ時に長峰山ながみねやまに行ってみた。

黄昏には何か一抹の寂しさのようなものがある。清岡卓行の『朝の悲しみ』は、妻を亡くした中年の大学教授が最後に悲しみの奥底に安堵の幸せを得る物語だが、そのように静かに自分と向き合う時間が現代から失われているのではないか。時間どろぼうは、やはり灰色の男どもなのだ。

秋山をゆめ人くな忘れにしそのもみちの思ほゆらくに
 秋山乎 謹人懸勿 忘西 其黄葉乃 所思君
 秋の山のことを決して人は口に出して下さるな。忘れてしまったその秋山の美しい黄葉が思い出されますから。(萬葉集 巻十 2184)

撮影場所は
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長峰山から望む安曇野の黄昏平成19年10月28日
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